ご注意:怖いものやキモイものが苦手な方にはオススメできません。
2002年9月の・・・何日だったのだろう、嵐の夜だったと思う。
最近ほとんど覚えていないのに、この夢だけは異様に記憶に残ってしまった。
部屋は古い洋館風の造りで、私以外は誰もいない。
大きな窓があった。
外は風が吹き荒れ、薄暗い中に稲妻が走っていた。
私は窓の方へ導かれるように進む。
カーテンを開け、外を眺めた。
見慣れない未来のような風景。
窓の外は荒地で、遠くにはSFで見るような冷たい金属のような建物の残骸が広がっている。
外はものすごい強風で窓の下の荒地で何かが揺れていた。
私はそれが何か最初全く分からなかった。
だけど揺れているものがとても気になってしまい、目を凝らして見つめる・・・・。
「きゃあぁぁぁーーー」
自分の悲鳴だけが響いた。
嵐にもかかわらず、悲鳴以外は完全な静寂の世界だった。
だが、たぶん私の悲鳴も自分にしか聞こえていない。
外には白っぽい大きな鳥がいた。
その鳥は、異様に大きな気味の悪い魚をついばんでいる。
魚は仲間の鳥の裂けた首から次々に這い出してくる。
私が最初に見た揺れている何か、それは大きな鳥のぱっくりと裂けた首の頭のほうだった。
首の裂けた鳥も、鳥の空洞のように見える腹の中から出てくる魚も、全て生きていて、黒いうつろな目で私を見つめていた。
(後日談です)
ベランダに出てみると、2羽置いていたアヒルの置物の1つがが倒れていました。近寄って見て、思わず、数日前に見た夢の光景が浮かんで、ぞっとしちゃいました。多分台風の日に倒れて割れてしまっていたんだと思います。首がぱっくりと裂け、口を開けているんです。
中はもちろん空洞。そこから何か気味の悪いものが出てきそうで怖くなってしまって、最初触れなかったけど、かわいそうだったので、彼に頼んで、接着剤で修理してもらいました。
あの夢を見たのは多分台風の日の夜だったと思うんだけど、これも予知夢のうちに入るのかなぁ??
旧SPACEMAN'S BLOGより移動した記事です。
オリジナル投稿日:2005/11/26 土曜日
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